私たちがいつも触れている繊維製品。一本の糸から製品となって店頭に並ぶまで、多くの素材が、様々な場所で加工されて作られています。
世界中の化学物質のうち、繊維の生産に使用される割合は25%ともいわれており、つくられる際の多くの段階で、中にはからだに有害な物質が含まれてしまう可能性があるのです。
コストの削減や時間短縮をはじめ、機能性や利便性を求めれば求めるほど、有害な化学物質への危険性は高まります。
エコテックス®スタンダード100は、300を超える有害化学物質が対象となる厳しい分析試験にクリアした製品だけに与えられる、世界最高水準の安全な繊維製品の証として、100ヶ国以上の取引や消費の際の大切な指標となっています。
MADE IN JAPANだから、安心・安全。そう考えている人は少なくないはずです。
確かに、真摯なものづくりをする企業がとても多く、デザイン性も技術も品質もとても優れている製品が多いことは日本の誇りです。
ただ、有害物質への法規制としては、日本よりもっと厳しい国がたくさんあることをご存知でしたか?
欧州をはじめ、アジア諸国でも、有害物質に対する規制は急速に高まっており、取引の際に確認されるケースが多々あります。
スタンダード100は、すべての国の規制に対応しています。
エコテックス®スタンダード100認証は、1992年の発足より、のべ16万件を超える認証実績があり、
今なお全世界での需要が高まっています。
欧州では、「エコテックス®ラベルがついていないと買わない」という購買基準にもなる程、消費者にも高く認知されています。
認証取得国数:
世界約100ヵ国、14,330企業、のべ160,000件以上
※日本国内、のべ4,000件以上の認証実績
STANDARD 100 by OEKO-TEX®
エコテックス® スタンダード100
有害な化学物質を含む繊維製品を市場から排除し、消費者および製造に関わる人に、安心で安全な暮らしを提供すること
300種類以上
川上から川下までのあらゆる繊維製品、パーツ等関連製品が主な認証対象です。
繊維製品関連全般 :
糸・生地・服飾資材(アクセサリー)・衣類・作業服・タオル・寝具・ベビー用品・化粧綿・雑貨・インテリア等
染色工程等(プロセス認証) :
原反を問わない染色工程のみ、仕上加工工程のみ対象 など
製品の用途によって、求められる安全性のレベルは異なります。乳幼児のような敏感肌であったり、
肌との接触が大きい製品ほど、規制値の基準は厳しくなります。
1年間
書類審査 → 分析試験 → 監査
一本の糸から、最終製品、生産現場、トレーサビリティまで。
すべてに安全で、優しく、清らかに。
エコテックス®は幅広い認証で、繊維の安全性と信頼性を証明しています。